Interview
yurikoさんに「ニャンドゥティの魅力」を
お伺いしました。
yurufil yurikoさん(ハンドメイド作家・
Ñanduti Academy kerana認定講師)
以前より、糸を使ったハンドメイドが好きでアーティスト活動をしていました。
その頃はいろいろな手芸をしていました。
これまでハンドメイドは何度か練習して「こういう手順か」と先が見えたらすぐ辞めちゃってたんです。
当時、ほかの糸手芸にも少し飽きていた頃で、
そんな時に、インスタでニャンドゥティを初めて見かけて、
調べたら「糸で糸を編む手芸」とあって、何これ?ともっと気になって。
糸ってフニャフニャじゃないですか。
どうやって、パシっと糸が円のように繋がっているのか謎だったんです。
そんな時に本屋さんの手芸コーナーでニャンドゥティの本を見つけて、
「インスタで見たもの!」とその場で本全部買って、すぐ作ったんです。
もともとハンドメイドは得意なので、つくり方を見ればわかるんですよ。
本に載っていたモチーフ全部一気に作って。
その中で、挿絵として載っていたモチーフが作りたかったんですが、本にはつくり方が紹介されていなくて。
それなら教室でつくり方を教えてもらおうと探していた時に、丁度まゆ先生のワークショップの情報を見つけて、
会いに行ったというのが最初なんです。
気になってブワって探していたときに見たので、
「ワークショップ、行かないと絶対後悔する!」と思って。
だから、まゆ先生とはタイミングが良くて不思議な出会いだったんです。
そうです。お会いして、「これがやりたくて今日来たんです」って話しかけて。
素敵だなと思ったら、まず人が見たいんですよ、物じゃなくて。
作家さんがどんな想いでハンドメイドに携わっているかまで知りたくなって、
「作品から溢れる感じは、何を想ってこの方は作ったんだろう?」と。
それもあって直接会いにいきました。
先生はニャンドゥティのお洋服を着られていて、キラキラしていました。
ワークショップでまゆ先生が「作ったことがあるなら、自由にやってください」と仰って。で、ワーッと作っちゃって。
まゆ先生が「もう終わったんですか?説明しなくてもつくり方がわかっていますね」とお話して。
そのときすごく楽しくて!気がついたらお教室について尋ねていて、もうその日に申し込んでいました。
始めて半年ほどで上級のモチーフを習っていました。
ニャンドゥティってサイズも自由に変えられるし、
自分のしたいデザインそのままを再現できる。
一色で作れば、刺繍のような繊細な手芸にもなるし、
色使いだけで個性を出せちゃうんです。
他の糸手芸は綺麗に仕上がるのが正しいんですが、
ニャンドゥティって、ゆがんでいても色が良ければいい。
ゆがみもそれはそれで可愛い。
そこが他の糸手芸と違うところ。
そうですね。小さいものだけじゃなくて、すごく大きくもできちゃう。
アクセサリーや、お洋服とかバックとか実用的なものに変身できるし、
可能性が広いんですよね。
“自由で発展しそう”なのが私の中でニャンドゥティのキーポイント。
ニャンドゥティの他に “ルドラクシャ”という菩提樹の実も扱っています。
それも私には絶対不可欠なもので。
このルドラクシャとニャンドゥティって私の中で通じるものがあって、
2つの組み合わせは私しかいないと。
なので、ルドラクシャとニャンドゥティをお伝えする、
講師としては今後この2つしかやらないという気ではいます。
ルドラクシャってスピリチュアルな存在で、浄化などに使ったりするんですが、
ニャンドゥティって丸いじゃないですか。私には曼荼羅に見えるんです。
なので、ルドラクシャと合体するとすごくマインドが高まる感じがしていて。
周りにヨガの先生が多いんですが、作ったものを先生にお渡しすると、
「レッスンが落ち着く、うまくいく」ってよく言われるんです。
付けるだけで精神的に安定する、お守りのような力がニャンドゥティにも備わっているんじゃないかなって。
「ニャンドゥティで絵画を作りたいの」という方がいたんです。
それを聞いたときに面白いなと思って。
きっと、ニャンドゥティの魅力、感じている部分が全然違うんだと。
自分の個性を活かせるのが他のハンドメイドにない魅力ですね。
パッと見、すごい可愛い方だなあと思うけど、しゃべると結構芯が強い。
「元々はそんなことなかったんだよ」って仰っていたので、
今まで色々な経験をしてきたんだろうなというのは何となくわかります。
何年も一人でやってきた行動力が出ている方。
一人でニャンドゥティをイチから広めると決めて、
実際ここまで実現できているのは、
並大抵のことじゃない。すごい尊敬できるところです。